●株価算定と新株予約権評価の手法の違いは?
株価算定には様々な手法がありますが、基本的にB/S・P/L・事業計画をベースにして評価が行われます。これゆえ株価算定は、公認会計士の業務として様々な機関が行っております。
一方、新株予約権の評価に関しては、オプション評価という観点から金融工学の知識が必要となります。また、新株予約権に付されている(評価に影響を及ぼすような)発行条件が、会計基準に準拠しているかどうかの検証を行うのは会計の分野によります。したがって会計の知識も必須となってきます。
つまり、新株予約権の評価は株価算定と異なり、会計と金融工学の知識を併せ持つことが必須条件といえます。