ランダム・ウォーク
金融工学における主張であり、株価を初めとする市場価格の変動には規則性がないということを表す用語。
金融工学における主張であり、株価を初めとする市場価格の変動には規則性がないということを表す用語。
平均と分散を変数としてもつ代表的確率分布。別名ガウス分布。
オプション取引において、対象とする証券や資産のこと。
原資産の現在の価格をみて、行使した場合にいくらの損益があるのかという価値。
オプションの価値を構成する価値の一つ。権利の満期日までの期間を価値として換算する価値。
最適値を探索するための方法の一つ。インプライドボラティリティの算出のためなどに使われる。
水に浮かべた花粉の微粒子が不規則に動き回る運動が由来。微粒子と、熱運動をする液体の多数の分子とのあらゆる方向からの衝突によって引き起こされる「でたらめ性」から、金融市場の価格変動に応用され、現在では資産価格の変動を分析、定式化するにあたって必須の概念となっている。
プット・オプション、コール・オプションからなるポートフォリオの運用と、安全資産による運用の価値が等しく、投資家の裁定機会が全く存在しない状態のこと。プット・コール平価とも呼ばれる。
ある時点の株価(原資産価値)とオプションの価値の正の相関に注目して、リスクを完全に除去しようとするアクション。
数値の散らばり具合を意味する用語。市場で実際に取引されたオプション価格が、オプションプライシングモデルの解になるよう、他の変数を入れて逆算して求めるインプライドボラティリティと、原資産の過去の値動きを基に算出された収益率の変動性であるヒストリカルボラティリティがある。
確率論的なインプット変数に対して、アウトプット変数の分布を乱数により測定するシミュレーションのこと。
資産価格の変動を定期的に観察する離散時間モデル。その変動は、上昇か下落かの2種類に限定している。
短期金利や株価収益の分散が一定であるといった仮定を織り込んだオプション価格の算定モデル。オプションの行使日にもっていると期待される本源的価値を現在価値に直したものがオプションの価値であるとして評価する方法である。
将来性はあるが、歴史が浅く経営基盤も脆弱なため融資を受けにくい新興企業などに対し、株式取得などによって資金を供給する投資会社(または投資事業組合)のこと。
ベンチャー企業を対象に、東京証券取引所が1999年11月に開設した株式市場を指す。公開基準は東証1部・2部などに比べて緩やかであり、成長性があれば歴史・財務体質に因らない公開が可能といった特徴がある。
米国店頭株式市場(ナスダック)を運営する全米証券業協会(NASD)とソフトバンクが1999年6月に日本で開設した株式市場「ナスダック」が、2002年10月に営業を停止したのち、大阪証券取引所に引き継いで設立された。上場申請時に、形式(数値)基準を細かく分けることで、多くの企業に上場の可能性を広げている。
日本証券業協会が運営する株式取引市場であり、従来から存在する中堅企業を対象としている。証券取引所には上場していないが、一般投資家に公開されている企業の株式を相対で取引する。ほとんどの注文は、日本証券業協会が事務処理を委託している株式会社ジャスダック・サービスに集中されており、このため、円滑、迅速な株価形成が実現している。